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Once in Harlem / Katsu Naito

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Once in Harlem / Katsu Naito / TBW Books / 2017 / 293x238mm / 100p / 英文 / hardcover / 9,000円+900円=9,900円 ※状態、特に目立つダメージはございません。 ●内容、 ニューヨークに住み始めて三年が過ぎようとしている頃、ハーレムに探索に出かけた。当時の生活環境からすると肝試しという言い方が適切かも知れない。ニューヨークなのに人もまばら。当然のことながら黒人しかいない。高い建物が少ないせいか空が大きく見える。視界が広いからか、ビルの圧迫感がないからなのか、廃墟が点在しているにも関わらず背筋が凍りつくほどの緊張感感はない。 バックパックには3.5ミリカメラとレンズ2本。露出計とTRIXが数本安全のためためカメラは撮りたい衝動に駆られた時のみ周りを見渡して、身の安全を確保してから取り出す。その行動が途中からになった。隠れて撮影しているようだ。何か不自然。無性にハーレムを撮影したいと思った。 当時住んでいたアッパーウエストサイドにあるアパートに戻ってから、ハーレムは住みながら撮影する場所という気持ちが確信に変わった。それから1年しばらくたった1988年の4月にハーレムでの生活が始まる。五年半のハーレム生活で、土地に、住民に受け入れてもらえるまで二年以上はかかった。映画でしか馴染みがなかった光景が現実の生活の中にある。ドラッグ、拳銃、マシンガン、殺人。心臓が飛び出す思いは日常と隣り合わせ。慣れてしまうのか、麻痺してしまうのか、発砲後の火薬の匂いがアパートに漂うも、気持ちの振動は時間と共に薄れてしまう。 うやくハーレムに慣れてきたと気持ちで感じられるようになってからはペンタックス67を大きなジッツオ三脚に付けて歩くも緊張感はない。ようやく受け入れてもらえたという身勝手な解釈。カメラバッグなしで歩くハーレム。ここから撮影が始まる。1991年のことです。 "Once in Harlem"は1990年代初めから中頃にかけて撮影されたものです。今となっては面影すらなくなってしまったハーレムがハーレムと呼べた最後の時代を共にした、そんな空気を感じ取っていただけましたら幸いです。 (ONCE IN HARLEMより)

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